アウトドアガイドの日常

職場である雪山や川での出来事、日々思うことなどを中心に書いていきたいと思います

『好きなことを仕事に』②

前回記事のあらすじ

  • 好きを仕事にしたければ自分の『好き』や『得意』を知ることが大事
  • お金と会社の仕組みを理解した上で仕事をする
  • 自分に背いて好きでもない仕事をしていると不幸になるよ
  • じゃあどうする?←イマココ

前回の記事では好きなことを仕事にするにあたって、前提となる考え方をメインに書きましたが、今回の記事では実際に好きなことを仕事にするにあたって、『何をどうしたら最終的に好きなことが仕事になるの』的な話を書いてみたいと思います。

 

人生の最適化で『夢へ最も近づける選択肢』を見つける

好きなことを仕事にする上で、まずやらなければいけないのは人生の最適化(オプティマイズ)です。

ポイントは夢を叶えた先にどんな生活が待っているのかを想像し、できない理由ではなく「どうやったら夢へ近づけるか?」を考えることと、「今の生活で夢を実現した時になくても大丈夫そうなもの」を徹底的に断捨離することです。

自分の今ある生活の中で手放すことが怖いもの、手放したくないものを理由を分析した上で、人生のミッション(=夢)に照らし合わせ、時には天秤にかけた上で、断捨離していきます。

家にあるものだけでなく、今の自分の人生に関わるもの全て(服、持ち物、家電、ペット、友達、パートナー、仕事、住む場所に至るまで)を徹底的に比較・検討・断捨離し、最も夢に近づける選択肢を取りましょう。

 

自分の場合はアウトドア業界に片足を突っ込み始めた当初、有名私大で大学生をしていたのですがその時に気付いたのは

  • 大学の先にあるのは就職と『社会人』としての人生
  • サラリーマンになることは自分のやりたいことではない
  • アウトドア業界は言わば『職人の世界』なので学歴は関係ない

ということで、そこから自分が導き出した答えは『なら大学行かなくてもよくない?』でした。

当然のように親を含め、周囲からは猛反対を受けましたが、「とりあえずやってみるよ」と1年間休学をし、さらに1年後「退学しても6年以内なら復学できるから」と大学を完全に辞めてしまいました。

そこから10年間、ずっとこの業界にいますが、6,7年経ってからは親からも何も言われなくなったのは言うまでもありません(笑)

※補足しておくと、この時に大学の講義で学んだことや、決断をした経験はその後の自分の人生の中でとても役に立っているので、今では大学へ行った数年間も無駄ではなかったとも思っています。

https://www.instagram.com/p/BVulrbhgaFG/

ノルウェーで見つけた看板、『思った方向に物事が運ばない時は、別の方向へ行ってみろ』と書いてあります。

夢への道を全身全霊で歩めない人はどうすべきか?

また、どうしても諸事情で自分のように大きな決断をして、全身全霊を夢へと傾けることはできないという人の場合は

『どうしたら今の生活のを最適化して、好きなことにかけられる時間を最大化できるか?』

を考え、現在の生活を最適化してあげる方が現実的かもしれませんね。

 

ただ、「全てを捨ててでも自分の好きなことに打ち込む」という選択肢がどう頑張っても取れない場合に、まず覚えておかないといけないのは

「リスクを排除し続けた先に待っているのは家畜的な人生である」

という事実です。

 

極端でしょうか?

でも考えてみてください、山の中で一人で生きている仙人のような人は好きに生きることができますが、我々のように社会を営んで生活をする場合は集団の利益を損なわないように最低限のルール(法律やマナーなど)が必要です。

そしてそれは基本的にある程度個人の自由を制限するものであり、リスクを排除するために法律やルールが増えていった先にはがんじがらめで決められたこと以外は何もできない社会が待っています。

これに関しては病院のベッドの上を想像してもらうと分かりやすいのではないでしょうか?

病床の上ではできること・やっていいことが制限されていますよね?(もちろんそれは本人の健康の為ではあるのですが…)

 

ここで大事なのは自分が「どこまでのリスクなら許容できて、どこまでの安全保障を必要とするのか」を考えて、それによって自分のやりたいこと、できること、あきらめなければいけないことのバランスを主体的にとっていくことなのではないかと思います。

そうやって自分の人生に主体性を持った時には、おそらくやりたいことに全身全霊を傾けられなくともある程度納得感を持って生きて行くことができるはずです。

道は一つではない

自分は「全ての道はローマに通ず」という言葉は裏を返せば「ローマへはどの道を通っても行ける」という風に解釈をしています。

最近テレビで見かける厚切りジェイソンさんのキャリアがいい例ですよね。

彼のキャリアに関する詳細はwikipedia等に譲るとして、大事なのは

必ずしも人生の全てを好きなことだけに注ぐことが「好きを仕事にする」ということではない

ということです。

要は『自分の情熱を、必要な分だけ好きなことにかけられる時間』が確保できれば幸せになれるので、「守らねばいけない生活がある」という人は仕事の最適化を通して、好きなことを好きなタイミングでできる状態を作り出せれば好きを仕事にできるのです。

そしてライフワーク(=好きを仕事にしたもの)を生きることは必ずしもそれだけで生計を立てることとはイコールではないと理解しておくことが、自分の業界でよく聞く「好きを仕事にしたら嫌いになってしまった」という現象を防ぐことにもなるのだと思います。

『好きが分からない』人へのアドバイス

と、ここまでは自分の好きなことが分かっている前提でした。

しかしそこまで一つのことに熱中できないという人や、自分が何を好きなのかが分からないという人もいらっしゃると思いますし、「好きなことをどうやったら見つけられるが知りたいからこの記事読んでるんじゃねーか!」なんて人も中にはいらっしゃるかもしれませんね(いるのか?)

ここからは自分の好きを見つけるコツと、その前に知っておいてほしい『趣味と仕事の境界線』なんかも書いていきたいと思います。

仕事にしたいほど好きなことの見つけ方

これに関しては割と答えは単純だと個人的には思っています。

『自分が今まで生きてきた中で、最も時間とお金を使って来た趣味』に対して、それを仕事にできるように時間等の資源を投資することが最も近道です。

考えてもみてください、もしそれが仕事になった場合あなたはその趣味に対してひたすら時間を使い、さらにそれを趣味とする人の役に立つことにより収入を得ることができるのです。

これこそが究極の『好きが仕事』ではないでしょうか?

趣味と仕事の境界線:提供を前提としていないものは趣味

好きなことを仕事としていくなかで気を付けないといけないことは

『誰かに価値として提供できるようにするにはどうしたらいいか?』を意識すること

です。

収入やお金といった類のものは提供した『価値』に対して支払われるものなので、価値がないものに人はお金を出しません(当たり前ですよね?)

しかし、あなたが時間やお金を趣味に投資しているということはおそらくはそこに価値を感じているからでしょうし、日本に住んでいる1億2700万人はもとより、この地球に存在する70億人の人類の中には必ず同じように価値を感じる人は少なからずいるはずです。

趣味から『本質的な価値』を掘り出して普遍的な価値として提供する

さらに言えばその趣味が提供する本質的な価値(例えばアウトドアであれば自己成長感や達成感)を見出し、より普遍的・一般的な価値として提供できる仕組みを作れば、より広い範囲へと価値を提供でき、それによってあなたへ報酬として戻ってくるものも大きくなります。

そしてあなたが提供する価値というのは必ずしも「本業+副業」の2本立てである必要はなく、柱を5本、6本作ってそれぞれで月収5万円を稼げれば、それだけで普通に働くより精神的に豊かな生活を送れます。

(自分の場合は現時点ではまだ本業がメインで、副業は赤字ですが…)

 

いかがでしたでしょうか?イメージは沸きましたか?

 

ここまで読んで頂けた方の中には「でも仕事でいっぱいいっぱいで好きなことに時間割く余裕なんてないよ!」という方もいらっしゃると思いますので、今後個人的に実践している『ライフワークに時間を割くための方法』なんかも書いてみたいと思います。

 

それではまた次回!

Ogi

 

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