元アウトドアガイドのブログ

日々思うことなどを中心に書いていきたいと思います

世界でも人気の観光都市に行った話~北欧旅行記④

防寒着なしで春の北欧を観光した話~北欧旅行記③のつづき 

 

そういえば最近ロンリープラネットという大手旅行情報サイトでデンマークが『2019年に観光に行くべき年10選』に選ばれたそうですね。見どころは歴史的建造物やモダンな建造物が融合した部分で、建築が好きな人とかに特に人気があるそうです。

参考:ロンリープラネットコペンハーゲン紹介)

 

そんなコペンハーゲンにも2016年に行ったバッタバタの北欧旅行(新婚旅行)で行ってきましたのでその時の話を今回は書いていきたいと思います。

過去の北欧旅行記シリーズ

北欧の航空会社がホワイトすぎた話 ~北欧旅行記

トンデモトランジット in 北欧 ~北欧旅行記

防寒着なしで春の北欧を旅行した話 ~北欧旅行記③ 

ここまでのあらすじ

  • 飛行機の遅延から後手後手のトンデモなトランジットに見舞われる
  • でもノルウェーの自然に癒されいいとこだな~とまた行きたくなる
  • コペンハーゲンへの飛行機は何事もなく無事に到着、しかし…

    ↑イマココ

 

無事にデンマークへ到着!と思いきや…

行きの散々だったトランジットもノルウェーの自然とおいしい食べ物に癒され、無事デンマークへ戻ってた旅行3日目、夕方の遅めの便でコペンハーゲン空港へ到着して当日泊まる予定だったホテルへ移動しようとした時のことでした。

電車のチケットを買い、乗る電車が入ってくるホームへ行ってみたものの、5分前になっても何故が電車が入ってくる気配がありません。

海外の電車は日本のようにオンタイムで動かないことは承知済みでしたが、嫌な予感がしたので時間が出ている電光掲示板へ行ってみました。

電車のステータスと思しき場所も全てデンマーク語で表示されていたので分からなかったのですが、運よく駅構内のセブンイレブンの無料Wi-fiをキャッチできたのでi-Padでステータスのところに表示されていたデンマーク語をGoogleに入力してみると信じがたい翻訳が…

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え…?キャンセルってどゆこと?

まさか遅延はあってもキャンセルになるとは思ってもいなかったので再びテンパりました。

※後ほどデンマーク人に聞いたところ電車のキャンセルはよくあるそうで、「電車をあまりアテにしてはいけない」とのことでした。マジか…

日本で住んでると電車や公共交通機関がオンタイムなのは割と当たり前に感じてしまいますが、世界的にはあまり普通ではないようです。

空港から振り替え交通で移動 

ともあれ、コペンハーゲン空港から町の中心部までは電車で30分程度という距離らしく、歩くわけにもいかない。しかも時間はまたもや夜の10時過ぎ…ということで色々閉まってしまう前に駅構内をウロウロしなんとか開いてる窓口を見つけて聞いてみると「振り替え手段としてバスがアッチの方から出ている、行けば分かるから」と大雑把な説明を受けました。

(あっちってどっちだよ…というか何番乗り場だよ…)

などと思いながら行ってみるも、やはり分からない。

バスの行先も当然デンマーク語、そして外に出たらWi-fiは入らないので頼みのGoogle先生も頼れない…

「こんなことなら海外でも使えるWi-fi契約しておくんだった…」なんてのは当然後の祭りでした。(次行くときは契約していきます、確実に…)

途方に暮れながらウロウロしていると、近くにいたバスのちょっとうさんくさい見た目の運転手が「どこに行きたいんだ?」と英語で声をかけてくれ、「中央駅に行きたい」と言うと「このバスに乗れ」と言われました。

行先に書いてあるデンマーク語は読めないながらも少なくとも目的地の駅の名前ではなかったので半信半疑…

 

果たして大丈夫か?!

 

結果から言えばむしろ電車よりホテルに近いところへ行けたので良かったです。

おじさん、胡散臭いとか書いてごめんなさい…(笑)

 

今回も予定より少し遅めの到着となりましたが、無事にホテルにチェックインして、翌日のコペンハーゲン観光に備えました。

北欧滞在3日目、コペンハーゲン観光

翌日は『The 北欧の都市』って感じのコペンハーゲンを散策。

その中でまず驚いたのは自転車通勤している人の多さ!

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左奥の信号待ちの人数、見えますか…?

区画整備が行き度といているのはもちろんですが、自転車専用レーンが発達していて自転車通勤がしやすい環境が整備されているのはなかなかに興味深かったです。

(暴〇族みたいな背もたれのついた自転車も何故かたくさんありました…謎)

 

その後もデンマークの街を色々と散策しました。

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王立図書館の新館(左)と旧館(右)

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救世主教会とその手前の運河(塔は風の影響でクローズ)

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有名なニューハウンの街並み

北欧の街はやっぱり建物や街並み自体が撮ってて写真映えする感じがありますね~。

日本の街並みってどこか無計画というか、雑多な感じがあるのですが、北欧は全体的に区画がしっかりと分かれている感じがあったように思います。

 

そしてもちろん、あの有名なスポットにも行ってきましたよ。

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『世界3大がっかり』の一つ、人魚姫の像

この写真では下を映していないのですが、実際はかなり陸に近くて、人も多いので写真映えしないです。

参考までに詳しく紹介しているブログも貼っておきます

まぁ、なんというか話題作りのためにも行っておくかって感じですね。

時間があれば行ってもいいけど、ないのであればもっと見るべきところはたくさんあるように感じました(笑)

 

そしてお昼過ぎにデンマーク人の元スタッフと合流。
国の福祉体制、女王について、徴兵制のこと、そして国の課題など、色んな話を聞かせてもらいました。

本当にデンマークが好きなんだな~と思いつつ、自分たちももっと自国のことを勉強して外国人に聞かれた時に答えられるようにしないとだな、とも思いました。

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宮殿への行きました(奥に見えるドーム状の建物は教会)

他にも一通りローゼンボー城、ストロイエ通り、ラウンドタワーなども観光しつつ、 夕方にもう1人の元スタッフとも合流し、地元民おススメのタップルームへ。

今回行ったのはココ、夜は治安が悪化するのであまりおすすめではないとのことでした。

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今回案内してくれたモーテン(右)と仕事の後に合流してくれたシモン(左)

その後はデンマークの家庭料理が食べられるというレストランに案内してもらい、食べきれないほどの芋と肉を堪能(やっぱりゲルマン民族は芋と肉だよね)

楽しい時間はあっという間で、夕方の飛行機に合わせてお別れをし、夜発の最終便で日本に戻ってきました。

帰りの飛行機の中で思ったこと

帰りも白夜だったのでかなり明るい中を飛んでいたので帰りは街を見られたのですが、「デンマークって平らだな~」と改めて思いました。

デンマークでは雪山なんかはオーストリアへ行かないとないのと、全体的に自国が好きすぎるがあまり外に出ない人が多いことに疑問を感じたりする人が日本へワーホリに来たりしているようなのですが、日本でももっとそういった「外の世界」に対する興味を持った人を優遇できるような社会システムが必要なんじゃないかと最近は思います。

今回の旅で改めて思ったのは、今だにワーホリ=レールから外れた人間のやることみたいなイメージが日本では強すぎるということ。高校、大学、就職とシームレスにつながってしまっている「日本式のキャリア」は、企業文化を守っていくのにはいいのかもしれないです。

 

でも外の世界と隔絶された、鎖国的な社会を維持したところで世界からは置いて行かれてしまう。

日本もそういったところを見直していかないといけないと思うし、僕らのようなこれからの社会を支えていく世代こそ外の世界と関わって外の世界のことや自分の国のことをもっと学んでいかないといけないのではないかな~と思いました。

最後に

色々ありましたが、今回の北欧旅行は色んな学びや気付きが多く、本当に行った価値がありました。まだ行ったことのない国や知らない世界の方が多いので、今後も機会を作って海外旅行には行けるようにしていきたいな~と改めて思いました。

 

長いシリーズになってしまいましたが、最後まで読んでくれた皆さん、ありがとうございます。また楽しんでもらえるような旅記事を心がけて今後も定期的に書いていけるように頑張ります♪

 

北欧旅行記シリーズ おわり

 

それではまた次回!

 

Ogi