WEBを学んだら見えてきたこと(アクティビティー会社のチェックポイント)
WEBを学んだら見えてきた!
こんなアウトドア会社は要注意?!
先日のエントリーでも書いたのですが、ここ1ヵ月くらいはWeb系、主に(フロントエンド技術)の勉強をしながら引き籠っております。
『Webサイトは会社の考えがダイレクトに反映される』と言いますが、僕の本職(?)の界隈のウェブサイトを色々と見てみた際に確かにそうだなと思うところが多々…
頑張って自作している会社、細部にまで拘っている会社、制作会社に丸投げしている会社、コンテンツ管理システムのテンプレートで作成してその後はブログしか更新していないような会社、10年は更新していないであろう会社…本当に色々ありました(笑)
そんな中で今後コロナ騒ぎが落ち着いた時にアウトドアを楽しむ上で会社選びで失敗しないようにアウトドア会社のウェブサイトを見る上でチェックするべき項目をまとめてみました。
※ちなみに筆者は予約のポータルサイトからの予約はちゃんと会社をチェックできないのであまりお勧めしません。予約するにしても最低限対象の会社のウェブサイトをチェックしてから予約することをおススメします。
- WEBを学んだら見えてきた!こんなアウトドア会社は要注意?!
- チェック①:安全に対する取り組みの表示/発信が一切ない
- チェック②:アクティビティ中の写真や映像がない (or はっきりとしていない)
- チェック③:リンク先が切れている or リンク先が実態のない団体やWebサイト
- チェック④:サイトが使いづらい/見辛い
チェック①:
安全に対する取り組みの表示/発信が一切ない
前提として、アウトドアは必ずある程度の危険を伴います。
実際、ほとんどの会社はウェブサイト等では明確にリスク開示をしていませんが、最低限アクティビティの参加時に最低限のリスク開示をしない会社や「安全です」と言い切るガイドに関しては注意が必要です。
アクティブなアウトドア(登山、ラフティング、キャニオニング、BCツアー等)の場合に特におススメしたいのはWMAJという団体の野外救急を採用しているツアー会社です。
こちらの野外救急はちゃんとした医者が監修し、カリキュラムの内容も非常にしっかりしています。資格は2年ごとに更新&受講料も安くもないので、アウトドアに本気で取り組んでいる会社しか採用しないハズ…
ちなみにウォータースポーツ系の場合はスウィフトウォーター系のトレーニングはやって当たり前なのでそこを強調していたり、具体的な団体やトレーニング内容を公式のブログやSNS、ウェブサイトを通して公開/発信していない会社も要注意です。
参考リンク:
チェック②:
アクティビティ中の写真や映像がない (or はっきりとしていない)
ちゃんとしたツアーの運営者であればアクティビティ中の写真や動画がきっちりはっきりしているはずです。
例えばこんな会社は要注意!
- ツアー中の写真はあるが、アップの写真ばかりで引きの写真がない
- 写真はあるが加工がされていて背景が分からない
- 動画はあるがエフェクトばかりで見辛い or よく見ると同じ場所ばかり
- 会社名で検索してもTwitter、Instagram等で検索してもユーザー個人の写真や動画が出てこない
最後のSNSに関しては時期的なものもあるかもですが、ウォーター系のアクティビティ会社であれば8月に入っても写真や動画が全然上がっていないような会社は黄色信号ですね。
逆にアクティビティ名で検索した時に頻繁にスポットやハッシュタグが出てくるような会社はお客さんが楽しんでいる証拠なので、ある程度信頼できると考えていいと思います。
チェック③:
リンク先が切れている or リンク先が実態のない団体やWebサイト
以前にあるキーワードで検索順位が急上昇した近隣のアウトドア会社があったのですが、なんと実体のない外部サイトからのリンクを大量に貼ってアクセス数を稼ぐという、いわゆる『ブラックSEO』という手法が取られていました。
当然こういった「ズル」をするような会社はツアーの実態も推して知るべし…ちょっと手間はかかりますが、アウトドアアクティビティで失敗したくない人はWebサイトに貼られているリンク先なんかも少し気にした方がいいかもしれませんね。
上記とは反対にちゃんとした関連団体(地域の観光協会や商工会以外のアクティビティの関連協会や団体、他のアウトドア会社など)へのリンクがしっかりと貼られているようなウェブサイトであれば比較的信頼できると思います。
チェック④:
サイトが使いづらい/見辛い
ウェブサイトのモバイル対応はスマホの普及によって「していて当たり前」の世の中になってきました。今時スマホ対応していないサイトはもちろんですが、対応していても見辛い/使いづらいサイトは要注意です。
例えば…
- モバイルで見ると表示が崩れている
- トップページの文字数が多くて読みづらい or スクロールが長くて読むのが疲れる
- 画像や動画が一つのページに多くて読み込みに時間がかかる
- 何がどこにあるのかが分かりづらい
1に関しては言わずもがな…2,3,4に関してはサイト設計時のUX(ユーザー体験)を意識できていないので、こういった特徴のツアー会社は『技術力は高いが体験としては微妙』なときがあります。
反対にスマホで見た時に使いやすい、見やすいウェブサイトはしっかりとお客さん目線に立てているといえます。
特にアクティビティ自体の説明や、当日の流れなどが分かりやすく書いてあるようなサイトはしっかりとユーザーの体験を意識できている証拠ですので、ツアー時にも期待ができます。
さて、あなたが選んでいるアウトドア会社はどうでしょうか?
業種によっては上記が当てはまらない会社もあると思いますし、特に個人のガイドさんの場合はそもそもそういったWebサイトに関する知見がない方もいるので、必ず当てはまるとは言えませんが、是非参考にしてみてください。
皆さんのアウトドア体験がいいものになりますように!
それでは!
OGI